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日本公認会計士協会発行のJICPAジャーナルに弊社代表の渡辺が登場

日本公認会計士協会が発行する、会計士及び企業向けの機関紙「JICPAジャーナル」。
そのJICPAジャーナル2019年6月号に渡辺の記事が掲載されました。

内容は、ダイバーシティにおける最近のトレンドのひとつである「LGBT」です。

 

記事は2つ紹介していただいています。
1.LGBTに関する座談会
2.LGBTをめぐる最新動向の解説記事

 

1つは、座談会の記事。座談会のテーマは「社会・企業とLGBTを考える~公認会計士に求められる理解と行動~」です。
日本公認会計士協会理事でいらっしゃる林敬子先生、NPO法人虹色ダイバーシティ代表の村木真紀さま、会計士である鈴木和孝(仮名)、そして渡辺によって、
昨今のLGBTを取り巻く状況を議論されています。
議論の中でも取り上げいますが、NPO法人虹色ダイバーシティから提供いただいている「世界におけるLGBTの寛容度マップ」はとても衝撃的な内容でして、
同性婚が認められているヨーロッパ諸外国と、それに対峙するような死刑にすらなってしまう国々。

 

もう1つの記事は、渡辺による「LGBTをめぐる最新動向」のご紹介です。
こちらの記事では、LGBTの基本的な解説(言葉の意味や人口に占める割合)を解説するとともに、世界と日本におけるLGBTの状況をご紹介しております。

 

 

ご興味がある方は、ぜひ一度、弊社へお問い合わせください。
(渡辺によるLGBTの簡単なご紹介・解説も承っております)

会計の知識がなくても経営者が数字を見るべき理由

今年度の事業計画について尋ねた際に「数字は妻が見ているから」「どうも数字が苦手で」「例年通りなので大丈夫ですよ」などと言って、あいまいな回答を返す経営者の方は少なくありません。

 

しかし、会社を経営する上で、1年後の会社の存続を保証したり、社員の給料を少しでも上げるために努力したりすることは経営者にしかできない仕事です。だからこそ、私はそのための数字計画や管理も経営者がすべき仕事だと思います。

 

かといって、経営者が数字と向き合うために難しい会計の知識はいりません。自分で会社の数字を真剣に考えること自体が重要なことなのです。そこで今回は、実際に私が行っている数字計画・管理のしかたをお伝えします。

 

 

数値計画はシンプルに考える

 

実は、私は毎年度の数値計画を作成するのにほとんど時間をかけていません。というのも、基本的には前年の実績をベースにしているからです。私にとって、この数値計画を立てる目的は「会社が潰れないかどうかを確認するための現状把握」です。

 

実際にどのように計画を作成しているかというと、最初に会計ソフトfreeeから前年度の実績をダウンロードします。そのうち、売上・販管費・営業利益を各月ごとに見込み数字としてExcelに入力していきます。

 

まずは売上から。そのまま前年の数字を入力した上で、単発の案件やクライアントの状況から売上に変動がありそうなものをチェックして調整します。

 

次に、採用や販促など次年度で費用をかけたい部分について、おおよその計画を立て販管費に入力します。特に、人件費は人ごとに一年分の給与支払い計画を別シートで管理し、支払う金額を保証できるようにしています。ボーナスも含めてです。また、借り入れがある場合には毎月の返済額についても入力します。

 

このようにキャッシュフローを管理することで前年を踏襲して進めた場合に、今年はどのくらい残るのか、残る部分でどのくらい投資ができるかを考えることができます。

 

計画があることで安心して経営ができる

 

その後は毎月の実績数値を計画数値の下に入力して管理していきます。そうして計画との差を確認することによって、見込んだ計画に対してどれだけ損益が発生したかを確認していくことが重要です。これは、細かい数を記憶していなくてもおおよそどの程度の上振れがあるかを把握することで、急遽投資が必要になった場合にもすぐに決断することができます。

 

特に、一年間の実預金残高(=預金残高-借入残高)を見ていくことがとても大切です。私自身、この計画がなかったときには毎月キャッシュが減っていってしまうことに大きな不安を抱いていました。しかし、たいていのビジネスの場合、繁忙期や決算期などの季節要因による波があって当然なのです。計画があることで、キャッシュが減っていく不安や抵抗感がなくなり、新しいことへのチャレンジもしやすくなります。

 

 

数値管理は会社を継続させるために経営者にとって必要な仕事

 

計画の重要性は理解できたとしても「毎月何が起きるかわからないから計画が立てられない」と思う方がいらっしゃるかもしれません。しかし、その状態は継続できる会社だと言えるでしょうか。

 

「計画がなくても今までやってこれたのだから大丈夫」と思うかもしれませんが、売上計画が立てられないのであれば、予算を組むこともできません。新規事業などへの予算投資だけでなく、採用計画や販促計画、社員やスタッフに対して給料を保証することさえも難しい可能性だってあるのです。

 

計画が立てられない状態であれば、まずは安定的な売上が確保できるようなビジネスモデルを構築し、長期的にお付き合いのできる取引先を獲得することが最優先なのではないでしょうか。そうすることで不確定要素を減らし、会社を継続させるための計画的な経営を考えていきましょう。

 

 

経営者は、根拠のない自信を持ってはいけません。しっかりと現在の経営状況を把握し、客観的に判断することが大切です。苦手だからやらない、会計のスキルがないからやらない、経理は任せているからやらない、という言葉で片付けてはいけない問題です。自分の会社を一年後にどうしたいのか、真剣に考えることは他の誰でもない経営者の仕事です。

 

もしあなたが今期の経営状況を計画できていない経営者ならば、今すぐにでも現状の数字を把握することからはじめましょう。

 

\経営計画や現在の経営状況でお困りならお気軽に/

小規模事業者持続化補助金って何だろう??

2019.05.16

代表者ブログ

先月「補助金と助成金の違い」の記事を書き、今後シリーズ化していきたい!と宣言した通り、第2弾です。
今回は、2019年4月25日に公募が開始された「小規模事業者持続化補助金事業(商工会議所地区分)」について書かせていただきました。

 

1.小規模事業者持続化補助金って何??

中小企業が一番とりやすい補助金の1つで、最大50万円補助されます。

 

2.申請~採択までの流れ

A.事業者(応募企業):公募要項を見て、申請書を作成する
  ↓ 
B.事業者:地域の商工会議所へ相談(1回目)
  ↓ 
C.事業者:商工会議所の助言を受け、申請書を修正
  ↓ 
D.事業者:地域の商工会議所へ相談(2回目)
  ↓ 
E.商工会議所:申請書内容OKの場合、事業支援計画書を発行
  ↓ 
F.事業者:完成した申請書、必要書類を事務局に送る
  (2019年6月12日まで 当日消印有効)
  ↓ 
G.日本商工会議所:審査、採択・不採択の決定(2019年7月末頃)
  ↓ 
H.採択された場合
事業者:「補助金交付決定通知書」受領後、販路開拓の取組実施
(取組実施期間:採択後~最長2019年12月31日まで)
  ↓ 
I.事業者:所定期限までに実績報告書等を提出
  ↓ 
J.日本商工会議所:報告書等の確認
  ↓ 
K.事業者:補助金の受領


商工会議所への相談は平均して2回ぐらいのようです。
補助金は実施報告書提出後、日本商工会議所が内容に不備不足がないことを確認した後に支払われるので、着金が確認できるのはだいぶ後になります。


3.採択率ってどのぐらい??

68.9%です。
高い採択率ですよね。
これが、冒頭で中小企業がとりやすい補助金だといった理由です。

 



4.どのような事業が採択されるのか??

 

下記リンクを見てみてください。
採択された事業内容が一言で表現され、且つ、リスト化されています。

 

 

ここに、
・リアシャンプー台を導入しての新規、従来のお客様の満足度UP
・客席の個室化・トイレ改装で満足度も売上も向上!
・明るい店内とバリアフリー化への改装による来店促進
と書いてあるのを見ると、公募内容に書いてある地道な進路開拓って、こういうことでいいんだ!って思います。

事業計画書を作って、それを実行するのはとてもハードルが高いと思ってしまいますが、ほんとちょっとしたアイデアを実現する内容を書けばいいってことです。

これからやりたいと思っていることが、下記表に1つでも当てはまるようであれば、申請してみてはいかがでしょうか。

 

 

もちろん、弊社も申請しようと思っています!!

 

実際に商工会議所に相談に行ってみてどうだったのか、結果的に採択されたのか、採択された場合は採択後にどう動いたのか(動かないといけないのか)等、体験談をこのブログでお伝えします。

「カミングアウトのハードルを下げたいから」会計士の僕がゲイを公表する理由③

2019.04.25

代表者ブログ

株式会社ゼロベース/渡邊勇教公認会計士・税理士事務所が掲げる理念「クライアントに対して正直で誠実であること」

 

代表の渡邊勇教がなぜゲイであることを公表し、働くのか。同じくゲイであることをオープンにしながらLGBTに関する情報を発信しているライターの松岡宗嗣がインタビューしました。

 

第1回「パートナーとの関係が自分を成長させてくれる」会計士の僕がゲイを公表する理由①
第2回「北海道出身」と同じテンションで「ゲイです」と伝えます。会計士の僕がゲイを公表する理由②
第3回「カミングアウトのハードルを下げたいから」会計士の僕がゲイを公表する理由③

僕がオープンにすることで、カミングアウトのハードルを少しでも低くしたい

 

第1回では渡邊さんがセクシュアリティについて自覚した時のことや、恋愛が渡邊さんの人生の中で重要な軸のひとつであることを伺いました。第2回では、カミングアウトについて、なぜクライアントにゲイであることを伝えているのかについて聞きました。

 

今回は、ゲイであることを公表している会計士という立場から、企業のLGBTに関する施策の必要性について伺いました。

 

ーーーカミングアウトしてから何か渡邊さんの意識の中で変化はありましたか?

 

そうですね…セクシュアリティを理由に逃げられなくなった、という感覚が芽生えたかもしれません。

 

カミングアウトできていなかった時を振り返ると、自分の中で「会社でうまくコミュニケーションがとれないのは仕方がない」とか、「腹割って話せている同期を見て羨ましい」とか、「飲み会への参加が億劫」とか、ある意味セクシュアリティのせいにして逃げている自分がいた部分もあると思うんです。

 

ーーーなるほど…今の社会が渡邊さんにそう思わせてしまっているとは思うのですが、そういう意識が芽生えたんですね。

 

はい。ある意味カミングアウトしたことで「逃げ場が作れなくなくなった」んです。でも、だからこそ肩の荷が降りたし、すごく楽になりました。自分にもちゃんと正直に向き合うようになりました。

 

また、カミングアウトしたことで、なぜLGBTであることだけを理由に差別をしてしまう人がいるのか、本当に意味がわからないと強く思えるようになりました。

 

まだまだLGBTの当事者が自死にいたってしまうようなケースをみて辛い気持ちになります。

 

同じ当事者の人たちに対して、僕と同じような強い気持ちを持ってとはなかなか言えないですが、でも、僕がオープンにしていって、自分の職場からオープンな空気を作っていくことで、当事者の前に立ちはだかるハードルを少しでも低くしていければと思っています。

 

ーーー次に続く人のために道をつくっていっているんですね。

 

今回は話していませんが、僕も親へのカミングアウトは大変でした。全く苦労がなかった訳ではないですが、でも乗り越えていくから楽しいという部分もあると僕は思います。

 

僕がカミングアウトし続けていくことでハードルを低くし、その後に続いていける人が増えていくと良いなと。そして、セクシュアリティというものが、その人を構成する要素のひとつにすぎないものになると良いなと思っています。

 

会計士は「会社のあるべき姿」を伝える仕事でもある

 

ーーー渡邊さんは、精力的にLGBTに関する活動もされてますが、ゲイであることを公表している会計士として、なぜ企業はLGBTに関する施策を行う必要があると思いますか?

 

会社はできるだけ永続的に発展することが重要で、会計士としては「今年の売り上げがあがってます」とか「利益の金額が正しいです」ということだけでなく、今後会社が発展する上で何が大事かという観点を伝えていくことが重要だと思っています。

 

会計はあくまで過去の実績が中心です。今の組織の脆弱性や、ダイバーシティにフォーカスが遅れていると、例えば「海外売り上げ比率をこれから伸ばします!」と言っていのに外国人登用の比率があまりに低いとか、そもそも計画とやっていることが合っていない、ということが起こりうる。その時に「どういう整合性をとっていくのでしょうか?」と問う必要性があります。

 

ーーー具体的にどういう場で提案や指摘をするのでしょうか?

 

会計士は本来、会計や税務の処理の仕方だけでなく、指導や助言をする機能があって、監査で経営者と会社についてディスカッションをする場があるんです。そこで会社のあるべき形を自分たちなりに一生懸命考えて、指導すべきと思っています。

 

その指導は、必ずしも会計にとらわれず、今の社会情勢や組織のあり方も関わる大事な要素なんですよね。その中にダイバーシティ&インクルージョンなどが位置付けられていくと思っています。

 

監査を受けるような大きな会社だと「うちの会社の風土はこうなんで」と言われることがありますが、「うちはこうだから」といってもそれが良い訳ではない。

 

その時に、会計士は経営者と話し合うことができるポジションのひとりだからこそ、「最近ダイバーシティってよく話題に出ますよね」と言ってみてあげたりすることが重要だし、意義のあることではないかと思っています。

 

これからどんどん人手が足りなくなっていく時代に、働き方や職場環境はとても重要です。もちろんダイバーシティの視点を取り入れていく必要があるし、僕がカミングアウトしているのも、それに気づいてもらうための一つだと思っています。

 

好きなことを探す努力をしてほしい

ーーー渡邊さんは会計士でもあり、そして経営者でもあると思いますが、ゼロベースでは働き方について何か考えていることはありますか?

 

LGBTに関する直接的な話題ではないですが、そこに通じることとして、僕はみんなに対して「好きなことだけやれば良い」と思っています。好きなことを一生懸命やってほしくて、嫌いなことは極力やらなくて良い、そんなパフォーマンス低いものはないからと。

 

ただ、好きなこと探す努力はしてほしいと、貪欲に探すことに時間を当ててほしい。仕事に限らず、新しい人にであうとか、趣味をはじめるとか。 

 

会計事務所が経理やってるのって「ふつう」ですよね。会計事務所のビジネスモデルは人に依存しているので、働きやすいと思える環境が何か常に考えていかなければと思っています。

【求人も募集】

LGBTもそうではない人も、ともに働ける職場を目指してます。

有難~い助成金と補助金。でもその違いと特徴、知ってますか???

2019.04.20

代表者ブログ

1.助成金と補助金の違いとは?

 

会社をもっと良くしたい!、あれこれやりたいことが沢山ある!、でも資金がね・・・と頭を悩ます社長さんは多いと思います。


資金調達手段の1つとして、助成金や補助金を受けるという方法があります。融資と違って原則、返金義務がない、とっても有難い制度です。


しかしながら、申請が難しそう、うちの会社が該当するか分からない、そもそも助成金と補助金の違いも知らない、だから手を出せない(申請できない)というのが正直なところではないでしょうか。

 

<助成金と補助金の違い>
助成金と補助金の違いを一覧表にしてみました。


助成金は、主に「従業員や雇用」に関するものが多い、という特徴があります。1名雇用すると、数万円~数十万円というケースです。


一方、補助金はITや設備などの投資への補助が多い、という特徴があります。
一覧にすると主に以下になります。

 


2.具体的な助成金/補助金をご紹介

 

(1)助成金のご紹介
具体的にどういうものがあるのか、まずは助成金の話をします。
よく知られているのは、キャリアアップ助成金かと思います。
非正規雇用の雇用変換や賃金UP等々に対してもらるお金で、現在7コースあります。


<キャリアアップ助成金~有期社員を正規にすると57万円!>

 

その他、従業員の職業能力を向上するためのもの(人材開発支援)、景気悪化による売上の減少のため従業員の雇用調整が必要になった時に利用できるもの(雇用調整助成金)などもあります。

 

 

上記以外にも雇用関係の助成金は数多くあります。
厚生労働省のHPに検索表があるので、申請できるものがあるか、一度調べてみてはいかがでしょうか。

 

 

(2)補助金のご紹介
続いて、補助金の話です。


中小企業がまず狙うべき補助金に以下のようなものがあります。
・IT導入補助金 ~最大450万円
・ものづくり補助金 ~最大1,000万円
・小規模事業者持続化補助金 ~最大50万円

 

 

補助金の場合はもらえる額が多い分、申請時に提出する書類も細かくなります。且つ、いつも募集しているわけではなく、その年によって補助額や要項が変わる場合もあるので、常にHPで確認し、募集期間に間に合うよう準備する必要があります。
また、『採択率』がポイントになってきます。
『採択率』が低い場合、チャレンジをしても採択に至らないケースがあります。
上記3つの補助金の採択率は以下の通り。
・IT導入補助金 50.58%(2018年度)
・ものづくり補助金 50.7%
・小規模事業者持続化補助金 68.9%

 

私たちは、自社及びクライアントのIT導入補助金を支援したことがあります。当然どちらも無事に採択されましたので100%の採択率(笑)。
冗談はさておき、手続きを進めてみましたが、IT導入補助金はそこまでハードルが高くなかったような印象です。
ものづくり補助金は、一般的に会社の事業の本質がわからないと記載が難しいと感じています。同業の方(税理士の方)でものづくり補助金の作成支援をされていた方がから伺いましたが、外注してどうにかなるものでも・・・、と伺った記憶があります。

 

(3)補助金は国だけではない!
国(経済産業省系)だけでなく、市区町村などの各自治体が独自に実施している場合があるので、会社のある市区町村で実施している補助金があるのか、役所に聞いてみるのも良いと思います。

 

4.助成金/補助金って何のためにあるの?

今回この記事を書いたのは、タダでもらえるお金の紹介をしたいからではありません。
助成金や補助金がどうして存在するのか、その存在意義を理解した上で、うまく活用して欲しいと思っています。

 

雇用関係の助成金は「労働者の職の安定ため」に在ります。
つまり、雇用機会の拡大や人材育成の強化の取り組みをし、結果を出したことに対し支払われるお金です。
助成金が欲しいために、一時的にパートさんを正社員にするなどはもってのほかです。

 

補助金は「国や地方公共団体などが掲げる政策を推進するため」に在ります。
つまり、会社がこれからやりたい事業が、国や地方公共団体が達成させたい政策と一致した場合に採択され、且つ、結果を出したことに対し支払われるお金です。
単に売上を上げたいから、儲けたいからという理由で、開発費を補助してください、システム導入費を補助してください、というのは当然採択されません。

 

5.こんな方は不向きです

前項で書いたことにかぶるのですが、助成金や補助金が何のためのお金なのかを理解できない方、具体的に下記に当てはまる方の場合、制度の利用は不向きです。

 

・貰えるものは貰いたいが何もしたくない
・楽して儲けたい
・騙してでもお金が欲しい
・自分の資産を増やすことが目的で、社会の役に立ちたいとは考えていない
・抜け道・裏技・バレなければ・したことにすればいい、という単語が好きな方

 

今回は助成金や補助金とは何なのか知ってもらう、という目的で記事を書きました。
この話はシリーズ化し、今後は1つの記事で1つの内容を深掘りし、その概要や申請方法など、弊社としてサポートできることも織り込みながら、具体的に紹介をしていきたいと思っています。


特に補助金に関しては募集時期があり、いつから開始なのかHPで随時確認するしかないので、募集開始のタイミングでお知らせできればと思っています。

 

【求人も募集】

「北海道出身」と同じテンションで「ゲイです」と伝えます。会計士の僕がゲイを公表する理由②

2019.04.17

代表者ブログ

株式会社ゼロベース/渡邊勇教公認会計士・税理士事務所が掲げる理念「クライアントに対して正直で誠実であること」

 

代表の渡邊勇教がなぜゲイであることを公表し、働くのか。同じくゲイであることをオープンにしながらLGBTに関する情報を発信しているライターの松岡宗嗣がインタビューしました。

 

第1回「パートナーとの関係が自分を成長させてくれる」会計士の僕がゲイを公表する理由①
第2回「北海道出身」と同じテンションで「ゲイです」と伝えます。会計士の僕がゲイを公表する理由②
第3回「カミングアウトのハードルを下げたいから」会計士の僕がゲイを公表する理由③

カミングアウトはバトンをつなぐこと

 

前回は渡邊さんがご自身のセクシュアリティについて自覚した時のこと、恋愛が渡邊さんの人生の中で重要な軸のひとつであることを伺いました。

 

今回のテーマは「カミングアウト」について。大学時代や働く上でのカミングアウトについてお話を伺いました。

 

ーーー渡邊さんが初めて自身のセクシュアリティをカミングアウトしたのはいつですか?

 

大学2年生のときでした。当時アカペラサークルに所属していて、すごく尊敬する部長がいたのですが、この人には伝えたいと思ってカミングアウトしました。

 

女性の部長だったんですが、とても仲が良くて、二人でドライブしていたときに伝えました。
そうしたら、「私がここでいきなり裸になっても興奮しないの!?」って言われて、「それは…びっくりします」と答えました(笑)

 

ーーーそれは、確かにびっくりしますね(笑)

 

その後すぐ「全然良いんじゃないの」とすんなり受け入れてくれました。

 

部長以外では、仲の良かった友達二人に大学卒業時に伝えました。「最後に言っておきたいことがある」と、わざわざ二人を呼び出して伝えたんですが、本当に、言えて肩の荷がおりたというか、楽になりましたね。

 

ただ、二人のうち女性の方はすんなり受け入れてくれたけど、男性の方はちょっとよくわかっていないようでした。でも少しずつ理解してくれて、今でも仕事をお願いしてくれるような関係が続いています。本当に、カミングアウトは一回で終わりではなくて、バトンをつなぐことだなと実感しています。

 

会社員時代はカミングアウトする人を選んでいた

 

ーーー最初に入った会社では、いつごろカミングアウトしたのですか?

 

僕は2007年から2014年まで監査法人トーマツで会計士として働いていたんですが、カミングアウトはほとんどしていませんでした。中国出張の時に女性がたくさんいるお店に連れて行かれたときもすごく嫌だったけど、それでもやっぱりゲイであることを伝えることはできませんでしたね。

 

はじめてカミングアウトしたのは、トーマツに入社して5年目のときでした。仲の良かった二人の先輩にそれぞれカミングアウトして、二人ともスムーズに受け入れてくれました。デロイトグループだったので、アメリカのLGBTコミュニティのことを教えてもらったりもしました。

 

ーーー同僚全員にカミングアウトしていたわけではないんですね。

 

そうですね。なかなか上司にはカミングアウトできませんでした。カミングアウトしたその先輩からもやめておけと言われたのを覚えています。

 

一方で、監査法人の良いところは、オフィスがフリーアドレスで、チームをかけもちで回すことが多いので、直属の上司が明確にいなかったり、人間関係が浅いんです。それがむしろ都合よくて、飲み会にいくといらぬことを聞かれて面倒臭いから行かないようにしていました。知らずのうちに「みんなとは飲みにいかないキャラ」になっていました。

 

ーーー飲み会は必ずといって良いほど異性愛を前提にしたプライベートの詮索があって、めんどくさいですよね。一方で、飲み会で親睦が深まり仕事もスムーズになることある。そういう意味では飲み会自体に参加したくないわけじゃないんですよね。

 

カミングアウトしている人との仕事と、そうじゃない人との仕事はやっぱりパフォーマンスが違うように思います。

 

僕がカミングアウトしたいなと思う理由って、やっぱり自分らしく生きたいというのと、僕は何も間違ってはいないという自負があるからなのかなと思います。

 

カミングアウトしたい気持ちは働いていた時からあったのですが、ほかの人に言えたのは会社を退職して独立してからでした。

 

ーーーそうだったのですね。

 

はい。独立してからデロイトのダイバーシティ担当のパートナーの方に「元トーマツの渡邊です」とメールをしてみました。そこからの繋がりで、今では僕がデロイトでLGBTに関するセミナーをやったりすることもあります。なので、他の社員や職員の方には直接伝えたわけではないですが、みんな僕がゲイであることは知っていると思います。

 

カミングアウトし続ける理由は、会計士として、社会にどう寄与できるかを考えたときに、僕と同じような境遇なひとが少しでも生きやすい社会になってほしいから。
そのためには僕がオープンに生きて、「僕はゲイですが、それがなにか?」と言うことで、次の人のための道を作っていきたいと思っています。

 

お客さんへのカミングアウトは「契約の直前」

 

ーーーだからゲイであることをオープンにしているんですね。

 

お客さんにカミングアウトしているのは、もちろんミーティングでコミュニケーションをとりやすくすることも大事な目的です。36歳で結婚してないと、「いい人紹介しますよ」とかよく言われるんです。こちらは腹割って話したいけど、話せなくなるということもある。

 

それと同時に、その人がLGBTの人とまだ出会ったことがないのなら、知っておいて欲しいという気持ちがあるんです。もちろんこれは、僕にとっては仕事を失ってしまうリスクを抱えることにもなりますが、カミングアウトしたいと思うんです。

 

ーーーどういう風にカミングアウトするんですか?

 

契約の直前です。「そういえば僕北海道出身なんです」ってくらいライトに「僕ゲイなんです」と伝えます。びっくりしますよね(笑)でも、今の所お客さんは「へぇ」っていう感じの反応が多いです。

 

ある男性のクライアントさんの場合は、ミーティングに息子さんを連れてきていた時に、二人にカミングアウトしました。そうしたら、僕と以前からFacebookで繋がっていたのもあり「そんな気がしていました」と。でも、その後は何も関係は変わらず、大切なクライアントとして関わっています。今の所、カミングアウトして契約を断られたということはありません。

 

→次回はゲイであることを公表する会計士であり、経営者でもあるという視点から、なぜ企業はLGBTに関する施策が必要かを伺います。

 

【求人も募集】

渡辺が運営する会社、㈱ゼロベース/渡辺勇教会計事務所では一緒に働ける仲間を募集中!
LGBTもそうではない人も、ともに働ける職場を目指してます。

「パートナーとの関係が自分を成長させてくれる」会計士の僕がゲイを公表する理由①

2019.04.10

代表者ブログ

株式会社ゼロベース/渡邊勇教公認会計士・税理士事務所では、「クライアントに対して正直で誠実であること」を理念のひとつとして掲げています。

 

僕は必ずクライアントの方に伝えていることがあります。それは、僕がゲイであるということ。理由はLGBTの存在をもっと可視化していきたいという思いからですが、一番は、冒頭に書いた「クライアントに対して正直で誠実である」ためです。

 

今回は、なぜ僕が公認会計士として働く傍、ゲイであることを公表し、LGBTをサポートする活動も行なっているのか。同じくゲイであることをオープンにしながらLGBTに関する情報を発信するライターの松岡宗嗣さんにインタビューをしてもらいました。(全3回)

 

第1回「パートナーとの関係が自分を成長させてくれる」会計士の僕がゲイを公表する理由①
第2回「北海道出身」と同じテンションで「ゲイです」と伝えます。会計士の僕がゲイを公表する理由②
第3回「カミングアウトのハードルを下げたいから」会計士の僕がゲイを公表する理由③

(左)松岡宗嗣、(右)渡邊勇教

 

初めて付き合った人から教わったこと

 

こんにちは、松岡宗嗣です。私はゲイであることを公表しながら、LGBTに関する情報を発信しています。LGBTは人口の8%くらいと言われることがあります。しかし、まだまだカミングアウトしている人は少ない。

 

渡邊さんがなぜゲイであることをオープンにして働くのか、セクシュアリティの気づきやカミングアウト、ゲイであることを公表している会計士、そして経営者だからこそ見える視点についてお話を伺いました。

 

ーーー渡邊さん、今日はよろしくお願いします。さっそくですが、渡邊さんはいつご自身が「男性に惹かれること」を自覚したのですか?

 

僕は小さい頃から「恋愛は男と女がするものだ」と思っていて、実は中学と高校時代は彼女がいました。でも、彼女に対して性的な欲求は全然抱かなくて、むしろ中学校あたりからそういった欲求が同性に向いていることに気づいたんです。

 

はじめてゲイの人に会ったのは高校2年生のときでしたが、付き合いたいという気持ちは全くなくて。むしろ恋愛という意味での対象と、性的な対象が自分の中で完全に区別されているイメージでした。なので当時の自分はバイセクシュアルを自認していました。

 

ーーーそうだったんですね、初めて同性と付き合うことになったのはいつ頃ですか?

 

大学生の時です。関西の大学だったので、北海道の実家を出て一人暮らしをはじめた、というのが大きかったと思います。インターネットの掲示板で出会った同い年の人と2年ほど付き合ったのですが、すごくいろんなことを学ぶことができたと思っています。

 

大学時代

 

ーーーどういった学びですか?

 

僕は、よく親から「人を簡単に信用してはいけない」と言われて育てられてきました。それもあって、自分のことをオープンにして人と対話することが苦手で、誰と話すときも壁をつくってしまっていたんです。
それが、好きな相手に対してだと小さなことで怒りの感情が生まれたり、でもそれを怒れなくて、自分の感情をぶつけて良いのかと悩んだり…。

 

大学1年生の時の話で、当時のパートナーがアルバイトで夜中の2時ぐらいまで仕事をしていた日に「翌日はどこか遊びに行こう」と約束をしていたのですが、当日朝10時に相手の家に行っても彼は全然起きてなくて。

 

今から振り返ると本当に些細なことだったのですが、この時は感情をぶつけたいという気持ちが勝って、初めて泣きながら怒ったんです。

 

その時に相手もちゃんと向き合ってくれて、「あ、この人には自分の気持ちをオープンにして良いんだ」と思えて、その後の関係がもっと良いものになりました。

 

ーーー恋愛をする人にとっては、恋愛が人を成長させるというのはやっぱりありますよね。

 

そうですね。感情をぶつけられなかった時は、彼の家のそばのコンビニで2000円分くらい浪費してストレスを発散したり…。今では良い思い出です(笑)

 

最初に付き合った人との経験もあり、恋愛やセクシュアリティに関することは僕の人生の中で大きな要因になっていると思います。実は会計士になったことにも影響しているんです。

 

会計士という仕事を選んだ理由

 

ーーー仕事にも繋がっているんですね。

 

きっかけは大学時代に作ったホームページです。大学時代はまだSNSがなかったので、自分のホームページを作ってそこにセクシュアリティについても書いていました。

 

当時のホームページは写真や掲示板、問い合わせフォームがある程度だったんですが、ゲイの人からメールが連日たくさんきました(笑)

 

ーーーさすがイケメン…。

 

長い時は1日3〜4時間メールの返信をしていて…。メールの文面で人となりを想像したりするスキルは今でも活きていると思います、そしてあの時ほど集客が上手くいったことはないですね(笑)

 

そのホームページをきっかけにお付き合いした人が今の仕事にも繋がっているんです。

 

ーーーお付き合いした人が会計士だったんですか?

 

はい。もともと父の助言もあり、大学1年生の終わりごとから会計士の勉強自体はしていて、きっかけという訳ではありません。

 

でも大学時代、会計の勉強についていけなくて実は一度諦めてしまったんです。そのタイミングで「僕はこのままどう生きていくんだろう」と思い、ふとインターンをしてみようと、自力で受け入れ企業を探しみました。

 

いろいろ面接を受けて、結局、東京の伊勢丹新宿本店でインターンをさせていただくことになり、一時期東京に住むことになりました。

 

そのときに以前ホームページで出会った人と東京で会って、そこから付き合うことになったのですが、その人が会計士だったんです。

 

勉強に挫折していた話もできて、あのとき会計士もう一回目指そうと思うことができました。

 

インターンを終えてからも交際は続いていました。将来的には東京で働きたいなという気持ちや、パートナーとの生活をちゃんとしたいという気持ちも会計士を目指した理由のひとつです。

 

なぜパートナーとの生活をちゃんとしたいと思ったかというと、自分自身のセクシュアリティをカミングアウトしていないことで、就職しても同性パートナーについて事情も説明できないし、転勤などで配慮されることもないことが予想できたからです。

 

なので、場所を選べる仕事をしたいという思いもあり、会計士だったら転勤も少ないし、万が一転勤でも辞めることができると思い、改めて目指すことにしました。

 

仕事もパートナーとの時間も大切にしたい

 

ーー渡邊さんにとって恋愛は人生においてやはり重要な軸なのですね。

 

そうかもしれないです。最初の恋愛が人間的な成功体験だったことも大きいのかなと思いますが、パートナーとの関係が僕を成長させてくれるし、僕も誰かのために生きていきたいと思うんです。人生を豊かにしていくためには、パートナーが横にいてほしいと思います。

 

人生において何が大切かというのは人によって違うと思います。仕事、恋愛、遊ぶこと、家族の関係など、僕にとっては全て大事で、どれが欠けても嫌だなと思います。

 

その中でも、僕の場合はパートナーと過ごす時間の大切さの方に比重が大きくて。だから遅くまで仕事をしないというスタンスがあったりします。

 

職場のみんなにも、仕事もプライベートも全部大事にしてほしいんですよね。ワークライフバランスという言葉をよく耳にする機会が増えましたが、ただ早く家に帰れば良いというわけではないですよね。

 

バランスを保つためには、生きる目的を自分で考えて、その中で仕事をどう位置付けるかを考えないといけないなと思っています。

 

→次回は渡邊さんのカミングアウトの経験について伺います。

中小企業がレシート等のスキャン保存が難しいと思う3つの理由

2019.03.24

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電子帳簿保存法をご存知でしょうか。

 

1998(平成10)年の税制改正によって「電子帳簿保存法」が成立し、運用開始の3カ月前に申請書を提出し、税務署長の承認を受ければ、税法上保存義務がある帳簿書類を「電子データ保存」することが可能になりました。

 

つまり、


・PCで作った帳簿書類をわざわざ紙に出して保管しなくて良い、
・領収書をペタペタ紙に貼って保管する必要がない、


ということです。

 

保存方法は、電磁的記録(ハードディスク、コンパクトディスク、DVD、磁気テープ等)だけでなく、サーバへの保存も可能です。
保存義務がある帳簿書類というのは下記の通りです。

 

国税関係帳簿書類の分類


これらの帳簿類は税務法上7年保管しなければなりません。
それがデータ保管で良いって、何と素晴らしい!!!、
会社から紙書類が消えるぞ~!!!、と思ったと思います。
実際に私もそう思いました。

 

でも、いざ導入しようとして、難しさを感じました。。。

 

(1)電子帳簿保存法で定めた基準をクリアするシステム選びが困難
総勘定元帳や仕訳帳、貸借対照表、損益計算書といった帳簿書類は、電子帳簿保存法で定める基準をクリアした会計システムを使う必要があります。
どの会計システムを使ってもOK!というわけはないのです。
弊社で使っているfreeeやMFクライドは基準を満たしていませんでした。


総勘定元帳や仕訳帳、貸借対照表、損益計算書等は、紙で出力したものをスキャンして保存することが認められていません。
独自調べでは、基準を満たす市販の会計システム導入には数百万~数千万円かかることがわかり、中小企業向けではありません。

 

(2)ルール整備、ルール運用のハードルが高い
帳簿類の電子化は諦め、領収書のスキャン保存はできるのではないか、ということで動いたのですが、そこにも壁がありました。

freeeやMFクライドは電子帳簿保存法で定める基準をクリアしています。
と、その前に、スキャン保存にも基準があるの?と思うかと思いますが、データ改ざん防止のため、タイムスタンプ(電子的な時刻証明書)が押されていることが条件となります。
電子帳簿保存法では、日本データ通信協会が認定するタイムスタンプ認定業者のスタンプしか認められていません
領収書1枚につき1スタンプで、料金プランは各業者によります。

 

認定業者

 

freeeやMFクライドを使用した場合、スキャンし、アップロードした時点で認定機関のタイムスタンプが押され、且つ、タイムスタンプ料金は料金プランに含まれています。(タイムスタンプが含まれる料金プランを選ぶ必要あり)

 

これなら運用できるのでは?と思ったのですが、

スタンプ付与に関しては、
・本人が受領した領収書をスキャンする場合、領収書に本人直筆フルネームを署名をした上で3日以内。
・経理担当者が領収書を受け取った場合、1週間以内。

というルールが定められています。

実際に全ての領収書に対し、運用できるでしょうか。

 

・経理担当者が領収書を受け取った場合、1ヶ月+1週間以内。
という運用も認められるのですが、そのためには「受領から入力までの事務処理規程」を作成しなければなりません。

 

税務署へ申請する際、申請書とともに「スキャナによる電子化保存規程」の添付が必須なのですが、その中に事務処理のルールを明記することになります。

 

細かい運用ルールを設け、それに沿って運用できているか最低1年に1度チェックし、その検査報告書を残す必要があります。

誰を運用責任者にするのか、誰を作業担当者にするのか、誰を検査人にするのか等々定め、運用できないといけないということです。
この運用に工数を割いて導入するか、ということになります。

 

(3)結局、紙で保管しなければならない
税務署曰く、電子保存がしっかりできているか、税務調査の際に紙とデータとを照合するそうです。
よって、税務調査が入るまでは紙も保管するようにと言われました。
結局、紙は捨てられないということです。

 

国税庁の統計によると、平成29年度末での電子帳簿保存法に基づく保存の承認状況は、累計約15万社(法人税・消費税の申告)のようです。
日本にある企業は約382万社と言われているので、約4%が導入していることになります。この導入企業の累計件数を多いと思か、少ないと思うか・・・。

 

帳簿や領収書をデータ化すれば、保管しなくていいだぞ~と、サクッと簡単に始められると思っていたら、そうではなかったというのが正直なところです。
紙保管が絶対である、という運用にとって変わるには、それなりのハードルがあるということですね。
そもそも電子帳簿保存法は大企業向けに作られものである、と税務署に言われたことに納得でした。

社長の想い、社長の覚悟、資金繰り、予算、中期計画。

2019.03.18

代表者ブログ

僕は、2007年から会計士をやっています。
2007年~2014年は、監査法人トーマツ。大手のクライアントばかりでした。
会計士になると、最初は預金残高のチェックからです。

 

先輩「この預金残高で問題ない、と納得するまでチェックしろ」

 

僕「は、はい(困惑気味・・・)」

 

先輩「総勘定元帳をもらってきたら?」

 

僕「は、はい(総勘定元帳ってなんだったかな?勉強はしたけど・・・)」

 

——-監査部屋からクライアント経理部のところへ行き、、、——-

 

僕「預金の総勘定元帳をもらえますか?」

 

イヤミなクライアントの人「全部ですか?期間は?」

 

僕「(よくわからないけど、、)1年分ください」

 

イヤミなクライアントの人「紙ですか?データですか?」

 

僕「か、紙でお願いします。。」

 

イヤミなクライアントの人「のちほど監査部屋へお持ちいたします」

 

僕「は、はい。。」

 

——-監査部屋にて——–

 

イヤミなクライアントの人「お持ちしました」

 

僕「・・・・・(絶句)。」

 

もらいましたよ、紙で上場会社の預金の総勘定元帳。
厚さでたぶん20センチ。
これは嫌み以外の何物でもないだろう・・・。
(僕の無知がいけないことも認識しています泣)

 

そこからのスタートしました。
僕の会計とクライアントのスタート。

会計がなんのためにあるのかを知りたかった。
経営を考えるにあたって、会計がどう生きているのかを知りたかった。
最初の頃は、全然わかりませんでした。
「監査」という仕事がら、数値とのにらめっこ。
上場会社を中心に、数値や内部統制(業務フローのチェック)を7年間、続けてきました。
トーマツに勤めて、学んだことは、「大企業ではどう管理して、どうアラートを数字から出しているのか」ということ。

 

今もすべてが分かるわけではありません。
でも、12年前よりはわかるようになったと思います。
中小企業とお付き合いさせていただき始めたのが2014年10月。
かれこれ4年になります。
そして僕自身も小企業の経営者。
勉強になります。
やはり習うより慣れろ。
これだけ勉強をして、実務を積んできて、何を大切にするのかなと思っていました。
PL(損益計算書)を毎月付けて、チェックするのかなー?
とか、
BSみながら流動比率なんかみちゃうかなー?
とか。

 

実際は全然違う。
預金残高の一点でした。
預金残高しかみない。
トーマツのときは、新人がサラッとみて終わるだけだった、預金残高。
独立するとなによりも大切。
資金繰り表だって、クライアントのをそんなに見たことがなかった(トーマツ時代)。
今は、PLと同じくらい資金繰り表が大切。
資金繰り表を作らないと、1年後の着地(預金残高が足りるのか)が読めなくて、不安になります。。

 

また、会計しか知らずに経営を考えていた時代にはない感覚があります。
それは「経営者の覚悟」です。
会計で経営を考えるタイミングに「減損会計」や「税効果会計」などの見積項目、というジャンルがあります。
経営をしたことがない、もしくは経営を真剣に考えたことがない会計士は、会計基準が頼り。
会計基準がこういっているから、こういう判断。
それだけ。
見積項目を考えるにあたっては「予算」や「中期計画」も見てきました。
数値だけの計画。
クライアントの想いなんかは目もくれず。
だって、想いは数値が書いてないから。
数値があれば、見積項目の監査はできたから。
資金繰りをみなかったのも、そんなこと、大企業は僕たちが見る以前にちゃんとやっているから。
だから見なかった。

 

それが今となっては、すべて見ています。
社長の想い、社長の覚悟、資金繰り、予算、中期計画。
すべて大切です。
これをどう実現に結び付けるのか。

 

ここからがゼロベースの本気の見せどころです。

会計士が教える 会計ソフト”freee(フリー)”のオリジナル機能の使いこなし方 パート1

2019.03.16

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~専門家に使いづらいから良い!? 会計ソフト”freee”

会計ソフト”freee(フリー)”。
弊社では、freeeを開業当初の2014年より活用をしており、約4年間になります。
freeeは、会計ソフトでありながら、簿記を勉強してきた方/会計事務所勤務の方にとっては、とても使いづらい?会計ソフトだといわれてきました。
その理由は至って簡単。
他の会計ソフトは、会計の基本である「簿記」の知識を基にプログラムが組まれています。
しかし、freeeは「簿記」の知識からではなく、「直観的操作」がベースにプログラムが組まれており、プログラムの裏でこそっと「簿記」が組まれている、という仕組みだからです。
この「専門家に使いづらいところ」がとてもポイント。
会計資料を見るのは、あくまでも会計を知らない人々。
その人たちにとって、いかに見やすい会計ソフトであるべきかを追求されています。

 

そんな会計ソフト”freee”。
他の会計ソフトとの違いがあるために、その使いこなし方にもコツがあります。
弊社で4年以上使い続けた結果見えてきた、『より使いこなすためのオリジナル機能の使いこなし方』をここではご紹介いたします。

 

1.タグの機能~4種類のタグ、目的は分析~

 

freeeには、4種類のタグ機能があります。一般の会計ソフトでいうところの「補助科目」であって、イメージは補足情報で後からその部分だけを切り出して使いたい時に利用します。
それは次の4つです。
 A.取引先タグ
 B.部門タグ
 C.品目タグ
 D.メモタグ

 


これらのタグには実は特徴があって、使い分けと優先順位があります。
タグを付ける目的は、今後の戦略を立てるために「いつ、どこに、いくら、かかっていたのか」を分析することにあります。
分析をするためには、情報はできるだけ細かく、そして正確に登録することがオススメです。
とは言いつつも、経理のために会社があるわけでもないので、手間なくタグ付けをする必要があります。
タグは、後から一括で修正も可能ですので、速報値を把握するためには、タグ入力なしでも問題ありません。
また、タグの優先順位もあります。
上記A⇒Dの順番で優先順位が高いと考えられます。
取引先ごとの分析のケースは多いため、まずは取引先タグの設定が大切です。
また、分析ができるから、と細かく設定をする方もいますが、まずは粗々で正確性よりもスピードを重視し、早く数値を把握する、ことにフォーカスすることをオススメしています。

 

====まとめ====
・タグは4つ。そのうち取引先タグは使いこなそう
・タグをたくさんつけすぎない。全体感の数値把握のスピード優先。
・タグは後から一括更新も可能

 

2.自動登録ルール~自動で取引登録の設定しすぎに要注意!~

 

freeeのオリジナル機能のひとつに「自動登録ルール」があります。
自動登録ルールとは、ネットバンキングやクレジットカードの利用明細の「摘要」の記載内容をキーワードとして、freee上で『○○○と記載されている場合は、外注費として登録(or推測)してください」とする機能です。
この自動登録ルールは金額で区分を設けて自動登録ルールを設定することが可能です。

 


便利な機能である反面、自動で登録、をバンバン設定すると、「見ず知らずの内に試算表が完成する」という不思議な現象が起きます笑。
これがある意味厄介。
例えば、地代家賃の支払いの場合、多くのケースで「〇〇不動産」とネットバンキングの摘要欄に記載がされています。
これを見たfreeeユーザーが
「〇〇不動産は、地代家賃として登録する」と自動登録ルールを設定したとします。
このとき、○○不動産との契約時の敷金や礼金、更新料の支払い、火災保険料の支払い、などなどのすべてが「地代家賃」としてfreee上で登録されてしまいます。
登録されてしまうと、あとで見返すのが一苦労・・・。
そこで、弊社では自動登録ルールを設定いただく際は、以下のルールを徹底しています。


====freeeでの自動登録機能の設定時のルール=====
・金額で区分する(一定金額のみ or 金額の範囲を設定)
・会計事務所に自動登録ルールを事前に相談する
・自動登録までとせず、「推測」にとどめる

 

これらのルールを守らなければ、本当に会計帳簿がおかしくなってしまいます。
会計帳簿がおかしいことになると、2つのリスクが発生します。
・現状分析ができないリスク
・税務処理が間違い、追徴課税が課されるリスク


これらのリスクを避けるためにも、まずは会計事務所にご相談をすることが大切です。

 


弊社では、各クライアントに状況をヒアリングし、最大限の効率的且つ効果的な会計資料の作成支援を行っております。
初期診断は、無料でおこなっておりますので、お気軽にお問い合わせをいただけましたらと思います。